所得顔雑録

タカヒロを 下から読んだら 浪費過多
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10/11 新宿Motion オワリカラ×あがた森魚
「音楽は時間が来たら終わる。この数時間後、ここには誰もいない」


あがたさんの弾き語りが30分ほど進み、四曲目だっただろうか、曲が中盤に差し掛かった頃、ステージ袖からオワリカラの4人が登場し、弾き語るあがたさんの後ろを通ってそれぞれの持ち場についた。

皆が今か今かとバックバンドオワリカラの一音目が鳴り出すのを待ってる。4人もその瞬間を待ちきれず、今にもはちきれそうに見える。


あがたさんのアコギが止まる!
カメダ君がキーボードに手を掛ける!
タカハシヒョウリがエフェクターを踏む!
そしてカワノ先生がスティックを振り下ろした!

「これは、えらいことになった」

メロディーを奏でる音がアコースティックギター一本からバンドセットに変わり、音量が一気に上がった瞬間、最前列のメインスピーカー前にいた俺はとてつもないエネルギーの直撃を喰らい、これから始まる素晴らしい時間の訪れを確信し、そう思った。


場の空気は完全に変わり、今月だけで五回来ているはずのMotionが、いつもの空間ではなくなった。ここは何処?Motionに来て三年半経つが、今までこんな感覚を味わったことは一度もなかった。
後でツダ君にこのことを話したら、モーニングスの二人も同じことを言っていたそうだ。


立て続けに演奏された「大道芸人」、あがたさんの前口上をヒョウリ君が隣でこっそり口ずさむ。垣間見えたこれこそが愛だろ、愛。
あがたさんが立ちボーカルとなり腕を振り回して飛んだり跳ねたり、そしてオワリカラはいつものオワリカラサウンドを重ね、5人は「人はここまで笑顔で演奏ができるのか!」というくらい満面の笑みを浮かべて、ステージを埋め尽くしている。
ステージから溢れこぼれる愛!客席に波紋する笑顔の連鎖!すげぇものを見ている!

曲が終わると、客は皆顔を向き合わせて、今訪れた奇跡の瞬間を確認し合っていた。 あまりの興奮に「すごくいい!」としか言えず、内心「なんだったんだ今の!?」と。
早く人に今の感情を確認しないと、すぐ夢か幻になってしまいそうだったから。

俺は「間違いなく、Motionで後にも先にも今以上のライブを見ることはない」と確信して、ただただ立ち尽くしていた。
やはり俺も「大道芸人」が終わった瞬間あずさ嬢と思わず顔を見合わせたけど、もはや「すごくよかった」という次元を通り越してすごくよかったから(語彙ZERO)、「いやぁ…すっごい…すっごい」しか言えなかった。


奇跡の時間はわずか三曲、本当にあっと言う間に終わった。事を終え、MotionはいつものMotionに戻った。
あの時あの瞬間、あの場に居合わせたことは、「幸せ」以外の何物でもなかったと思う。音楽で混じりっ気ない100%の幸福感を感じたのは初めてかもしれない。ありがとうオワリカラ。


あがたさんの演奏には、60年生きて、40年近く音楽家として人生を積み重ねている人だけが発することができるのであろう爆発的で神秘的なエネルギーがあった。
20年そこらしか生きていない若輩者がいくら練習しライブ経験を積んたところで、到底見えない境地のようなものがそこにはあるに違いない。「時間」というのは偉大だ。



イベント後は渋谷へ、今回のイベントの一環でもある「あがた森魚ややデラックス」の上映と、あがた森魚×タカハシヒョウリトークショー。
スクリーンを縦横無尽に走り回るあがたさんを見ながら、なんだか知ってるこの感じ……そうだ、今となりにいる笹口騒音。このおっさんも40年後にちょうどこんな感じな気がする、そんな瞬間が何度もあってどきどきした。でもそのためには若いうちに一回爆発的に売れんといかんので頑張りましょう。

トークショーでは、音楽で歴史を積み上げていきた人とこれから積み上げようとしている人が向き合い、客席から見えるその視点の絡み合いはとても面白く、タカハシヒョウリが語った「歴史の紡ぎを受け継ぐことの大切さ」に若輩者の一人として大きな感銘を受けた。
それと共に、あがたさんの語りに「あーはいはい」「んーなるほど」「ハハハッ」という絶妙な相槌を入れるタカハシヒョウリの物怖じ一つしない堂々とした振る舞いとその饒舌な語り口に、俺たちはみんな夢中であった。こりゃ眩しいぜ。


その後渋谷から新宿に20分で舞い戻るとすでにMotionは閉店しており、その場にいたカメダ君とラーメンを食らいながら「いかに今日のイベントが素晴らしかったか」を語る。ほんと忘れたくない。
やがて新宿に戻ってきたタカハシヒョウリに別れを告げて、寒空の下新宿LOFTの深夜イベント、東京BOREDOMを目指して歩いたのであった。素敵な一日だった、ありがとう。まだ終わらないけど。




……更新前にこの記事を読み返してみたけど、これ「タカハシヒョウリ」でブログ検索する人がいたら、未曾有にヒットすんじゃないだろうか。
あーあーあー、僕は太平洋不知火楽団ってバンドのベースです!僕は太平洋不知火楽団ってバンドのベースです!こんにちはー!よろしくー!


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