所得顔雑録

タカヒロを 下から読んだら 浪費過多
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11/5 ヒロ企画「嘘が本当になる日」Vol.3
2010.11.5 下北沢DaisyBar
<DaisyBar Autumn Fes.2010〜ヒロ企画“嘘が本当になる日 vol.3”organized by太平洋不知火楽団+DaisyBar>

太平洋不知火楽団 / andymori / 神さま / テングインベーダーズ / SEBASTIAN X / オワリカラ



6月にワイルドガンフェスでDaisyBarに出演した際、店長から「また、みんなでやれたらいいね」という結構フランクな感じで(悪い意味ではなく)引き受けて僕が進めていたこのヒロ企画、実は途中で心が折れて笹口に丸投げしてしまった経緯がある。
この企画の意味合いであったり、すでにこの世にいない人間の存在を深く考えてしまった時に、狭すぎる俺の器は耐えきれなかったのだ。


皆で彼の位牌に会いに行った時の日記

前回の「嘘が本当になる日」の日記 (リンク先にある竹原ピストルさんのブログを読んでほしい)


結果的に笹口とDaisyBar側の尽力により、真っ先に手を上げてくれたテングインベーダーズ、神さまを始め、
この話を聞きつけて即出演を決めてくれたandymori、
自分たちのツアーや企画で多忙な中都合をつけてくれたSEBASTIAN Xとオワリカラが集いまさかのイベントが成り立ち、出演者発表後、チケットはすぐに完売した。

ちょっと昔にこれに近いメンツでこのイベントをやった時は、チケット全然ハケなかったのに。動き続ける時間と、もう動くことのない時間。



今年のお盆の時期に山形に呼ばれた太平洋は、同じイベントに出演していたオワリカラ、セバスと共に、たまたま隣町にあったヒロ君の墓を訪ねた。
その時の日記

この日予報では確実に上陸するはずだった台風はこの地を逸れ、そして皆が集合したと同時にそれまで降っていた大雨がやんだ。本当に。
まだ新しい墓を11人で囲み、この3バンドがこの地に集ったことに何か運命的なものを感じながら、各バンドの新譜と、彼の肉声が入った「TOKYO NEW WAVE 2010」のコンピを墓に供えたのだった。


そこに刻まれていた戒名 「弘真好音居士」


最高の名前もらったな、と皆で微笑んだ。



この日出演したバンドには、やはり皆それぞれ複雑な思いがあったと思う。
僕も、ソールドアウトしたイベントだからと言って「よっしゃ、チャンスだ、やってやるぜ」みたいな思いは全く抱かなかったし、かと言って悲痛な思いも全くなかった。
「ヒロのためにいいライブをしよう」という、そんな押し付けがましい考えも一切ない。ただ「全力でいいライブをしよう」という漠然とした決意は確実にあったと言える。


今思えば不思議なイベントだった。
グワッと盛り上がるわけでもなければ、重苦しい雰囲気が漂っているわけでもない。でも、皆が確実同じ方向を見据えてライブをしている、そんなイベントだった。
どのバンドもMCで少なからずヒロ君のことに触れたけど、それもとても自然な感じというか、神さまのふたりらしい、タカハシヒョウリらしい、中村むつおらしい、笹口聡吾らしい、永原真夏らしい、そして小山田壮平らしい言い回しだった。


イベント前に、ヒロ君と仲が良かったある子が言った。「チケット即完売と聞いて、あの顔でにやにやしてますよ」と。だったらいいね。やった意味があったと思うよ。
あの日来てくれたたくさんの人たちにも心から感謝を。こういう奴がいて、こういうバンドを好きで、こういうイベントをやっていたということを、知らない人は少しでも知ってもらえたら。知ってる人は少しでも思い出してもらえたら。
今回の企画は決して追悼イベントではない。遺志を継ぐ、なんて大それた意味合いもない。ただ、ちょっとだけ奴のことを思い出す機会となったなら、成功だったはず。生きてる人間が亡くなった人のためにできることなんて、その人のことをふとした瞬間に思い出す、それだけなのだから。


11/5ヒロ
photo by Aki Kokaji

またいつかきっと。

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