朝、昨夜赤い疑惑さんと出くわした場所を通ると今度はcreepypopのロンゲ&ヒゲコンビにばったり、やはり縁というものはある。
朝イチでゴンドラに乗り頂上へ。風景も雰囲気も去年と同じだが、空気が綺麗で心晴れるのも去年と同じだ。スイスっぽい雰囲気を狙いつつもスカしてるあたりがいい。
最終日ということで、食べ損じたものを片っ端から食い回る。去年食べ逃して大後悔した天国バーガーとわれめ天国チキン味を無事食せて昇天。富士宮やきそばは去年に引き続きクソみたいな出来だった。
で、わずか3日で食費酒代が余裕の一万五千円超え!フェスは基本的にお腹一杯にならないし、いくら飲んでも酔っ払わない。フェス飯とフェスビール最高。
わずか数分で消えてしまうにモノに次々と金を注ぎ込む快感みたいなものもあるのかな。ありとあらゆる欲の解放!東京じゃ絶対に犯さ(せ)ない愚行である。
去年感服したベンジーを拝む。サンキューフジロックベイビーズ(去年はエンジェルス)、実に愛に溢れたロックスターだ。ブランキー時代の曲も披露していた。あの人と違って器がデカい!……こんなこと書くとまた知らない人から苦情メールが来るヨ!!
前日に昼12時から朝4時まで全開で飛ばし過ぎたせいで、この日はヘロヘロ。深夜ルーキーの撃鉄&マヒルノまで持つ見込みが明らかにない。BRAHMAN行きたかったがオレンジ→グリーン間の移動が無理。
そう、ホワイトステージのビール売場に行くと、ビールにプラスしてもれなく
CHELSEA HOTELの看板娘マイコ嬢(マジ顔広い)の笑顔が付いてくるのでついつい毎日通ってしまうのだが、この日はそんな体力すらも残っていなかった。
終始グロッキーでサニーデイサービスとソウルフラワーユニオンを寝たまま聞き、渋さ知らズで最後の力を振り絞り最前列に飛び込む。途中何度か意識が飛んだが、狂乱の盛り上がりに乗じて全ての力を使い切った。
もちろん渋さはいつでも盛り上がるしいつでも素晴らしいのだが、やはりこのような場所でこのような時間に見ると色々な感情が相まってしまうこともあってか、この世のものと思えないとてつもなさ。不破さんも渡部も完全に本気で、ステージも客席凄まじい熱気の渦だった。この世にフジロックの渋さ以上に盛り上がるライブなんて存在するのだろうか?というレベル。
そう言えば、かなり前にライブハウスで一度だけ会ったことがある、母校の学生課にいたお姉さんにこの日ばったり再会した。学生課の職員が全員スーツな中で一人だけ私服だったパンクなお姉さんだ。
お互い連絡先を聞くこともなく「またどこかで会おうね」と言って別れたが、きっとまたいつかどこかで本当に会う日が来るのだろう。世界はそういう風にできている。
weezerを完全にスルーして入浴、非常にすいてる。皆このまま朝まで行く為の鋭気を養っているのだろうか。
撃鉄に間に合うようにアラームをかけて、そのまま気絶。窓閉め忘れの寝袋入り忘れで、完全に寝冷え。酒とココアを煽ってルーキーステージへ。
終幕は近い。