2010.11.12〜14 難波ROCKETS/ROCKETS FLOOR STAGE/STUDIO SUB-ROCK
『F.M.W.2010』
http://fmw2010.web.fc2.com/11/12(金)
AM2:00
F.M.W.2010。「FxxK'N MINAMI WHEEL」改め「復興ミナミ周辺WO!」(←この呼び名全然定着してない)。日本中から名だたるインディーバンドが大阪は難波ROCKETSに集結し、MINAMI WHEELの真裏で三日三晩行われるとてつもない祭りイベントである。
本家ミナホほどの知名度は無いけど、ミナホみたいなバカ○い○○○システムも無いんだぜ!客も出演者も皆、何も気にせず楽しんでいいってことだ。
さて、太平洋三人は各々の予定が全く合わない都合で現地集合の現地解散となり、この週末のために5日半もスケジュールを空けた道楽馬鹿こと大内はTHIS IS PANICの車に乗り一足先に大阪を目指した。
AM8:00
ディスパニタカキ&ケンジによる高速運転はとにかく高速運転で東京大阪間6時間。太平洋のFMW出演は初日、ディスパニのFMW出演は二日目でこの日は神戸でライブということで、同じく初日出演の撃鉄チームを待ち俺はそちらに移ることに。
「撃渋滞」に巻き込まれ四時間遅れで到着した撃鉄カー。珍しく超元気な劔さん。
SAにて給油中に撮影byガソリンスタンドのおっちゃん
PM13:00
撃鉄カーは運転もライブのようでそれはそれはアッパーかつ4人の個性が出まくりで、車の中の様子を見るだけで「なんて良いバンドだろう」と思ってしまったのはここだけの話。
撃鉄と共に宿泊した場所は、諸般のツテで大阪の高級マンションの最上階。CD出せる出せないはさておき、後ろ盾のある無しはこういう所に出ますよなー
PM20:00
ひとしきり寝て遊んで難波ROCKETS入り。すでに恐ろしい数の知り合いがいる。東京カランコロンから俺のFMWはスタート。
翌日に本家MWの出演を控えたカランコロン。FMWは「Fxxk」の意味合いを含んでいる(た)ことから、本家と出演を掛け持ちをしない暗黙のルールみたいなものがあるようだが、その辺全く気にせず動けるのは自主レーベルの強みだ。とりあえず販売実績1000枚突破おめでとうカランコロン。
その後は名古屋の24、仙台のソンソン、青森のMrフレディー、そして壊れかけのテープレコーダーズと続け様に。壊れかけの曲はこういう普段と違う土地で聞くと強烈に胸に来る。身震いした。
11/13(土)
AM0:00
先日対バンした青森最後の詩人ひろやー。Mrフレディーの時は見せない彼の笑顔は値千金で大好き。
この日のセットリストは「新町」「新町」「生き物係」「新町」「新町」。確信犯的なディレイに爆笑。「初見の人でも曲とセットリストを覚えて帰れる」というひろやーマジック炸裂。
AM1:00
さぁ撃鉄。会場は今日一番の大入り。天井に登り、感電し、客席の中央にハシゴを建て、ぶら下がり、買い物カートに客を乗せて爆走など…もちろん特筆すべきはパフォーマンスよりもライブ自体の凄さなのだが、もう完全に東京バンドの底力を大阪の地で見せ付けた。
バンド史上初遠征となるsalsaは史上最高レベルの猛ライブをかましたらしいが、会場が入場規制状態で見届けられず。
AM1:30
僕らの出番。葬送曲が聴こえたぞ。終わった時には45分押し。
AM3:30
憔悴しつつもnayuta、URBANフェチ、HystoricVeinの盛り上がりを二階席から眺める。この時間に見るURBAN兄さんたちは上がりすぎてトドメを刺される気分。基本的にこのイベントは、バンドの熱がそのままフロアに波及するから最高だ。
URBANフェチにはこれまた逸材すぎる女性新ドラマーが加入していたが、毎回こんな人どこで見つけるんですか、と聞いてみたところなんとドラムはURBANに加入してからに触ったと言う。ドラム歴3ヶ月だそうで驚愕。
PM5:30
ミナホに出演していたラブ人間とセバスの飯ちゃんがやってくる。撃鉄、ディスパニ、salsa、壊れかけ他、大阪なのに雰囲気は下北沢…というかベースメントかTHREE…というかアーバン、nayutaもいて、つまりビートハプニング。
AM6:30
激押しの中一日目終了。
帰り道、大阪の知り合いの方に「ROCKETSから道一本入るだけですぐそこは日本橋(東京で言う秋葉原)ですよ」と情報を聞き、明日に向けて完全に火が点いた。
はいからさん(主催者)と明日の再会を約束し、近くのネットカフェで難民る。
AM11:00
三時間睡眠で出発。
ユーキさんに勧められた天保山サントリーミュージアムを目指す。今年頭のツアーでも立ち寄ったこの場所は今年いっぱいで閉館。ここには日本最大かつ最高設備の3D映画施設があるそうで、一度は見ておくべきとのこと。
広大な海の模様を記録した映画。確かに、申し分ない迫力だった。だが、海亀が飛び出してきてワッと驚いたはずみに意識がブワッと飛んでしまい、上映時間中4分の3くらい夢の中を遊泳。
美術品展示コーナーでやっていた一世一代のポスター展もさほど響かす、あぁやっぱり俺アートというものに対する受け皿無えなぁと痛感。
PM15:30
さてこの大阪滞在の主要目的である梅田のまんだらけへ。これが俺の本懐だ。東京の相場より総じて500円安い感じ。買いたいものは山ほどあったが必死で自己抑制し最小限に留めた。
ミナホに完全に背を向け難波まんだらけ→日本橋一帯へと回る、これぞ真のファッキンミナミホイール、その名もオタクホイール!
PM17:00
the morningsの出番に合わせて一旦FMWへ戻る。ひとしきりブチ上がったのち難波へ、オタホ再開。
PM17:30
難波まんだらけ隅々まで物色→日本橋を20店舗ほど休みなく徘徊→難波ビックで本日発売のウルトラソフビ購入、と我ながら信じられないくらい動き続けた。物欲が絡んだ時の俺の体力は無限大だ。
しかし、日本橋のショップは頭悪い店が多い。天下の台所のくせに。オタクは(自分の好きなことに関しては)おまえらが想像しているよりずっと頭良いぞ。
PM20:30
おもちゃで鞄をパンパンに膨らませてROCKETSへ帰還。1月のセバス企画ファンダンゴ以来となるお米君で笑う。
すでに体力の限界であったがここからは鬼の出演陣。
ベースに青木君が戻り、完全体となりつつある乍東十四雄。
約一年振りに見た灰緑。大阪で見る「甲子園」は本物だった。DRINKPEDやはいからさんと共に、最前列で「いこうねー!!」と両手を幾度も掲げた。
THIS IS PANICではマジで奇跡を目撃。このバンドの「初見の人を魅力する力」は半端ない。満員のアウェイでこそディスパニは見たい。
八十八ヶ所巡礼。入場規制。ライブ後メンバーが東京に帰る中、交通費がないというマーガレットだけが取り残され、「明後日になれば給料が振り込まれるんで、大阪で2日間待って(その金で)帰ります」発言。大丈夫か!
テングインベーダーズは往年の名曲揃いのセットリスト。そういえば昨日今日は2008年FRFルーキー組が5バンド。そう、この二年色々あったが、みな火を絶やすことなく戦い続けているのだ。
11/14(日)
AM2:00
闇を切り裂いて踊ってばかりの国のカピパラ参上。出会い頭で自転車の海にダイブして打撲。遅れてスズメ君も登場し、終盤も終盤この期に及んで大阪の真髄を味わった。
こいつら年下のくせに超無礼なんだけど、なぜか大好きだ。
AM3:30
AFRICEMOがこの日一番かというとてつもない盛り上がりでフロアをめちゃくちゃに揺らしたのを見届け、この後の下北沢ライブに向け帰路に着く。
帰りもタカキ&ケンジの黄金コンビにより、大阪から五時間半で渋谷着。
またこの五時間後には、下北沢入りである。夢まぼろしのような大阪二日間であったが、このちっとも心地よくない過度の疲労が、このツアーの充実具合を物語っていた。
AM10:00
解散。数時間後にTHREEで会おう。
AM11:00
帰宅。寝る。三時間後には起きよう
PM14:00
目が覚めるも、起き上がれない。
PM15:00
同上
PM16:00
起き上がれない。どうにも体が重い…と思ったら、38度近い熱がある!しかし風邪の症状はないので、これは遊び過ぎによる過労に違いない!アホか!
2010.11.14 下北沢THREE
shimokitazawa THREE 1st ANNIVERSARY xChannel THREE!!! 「おかあさんといっしょ vol.1」
撃鉄 / 久土'N'茶谷 / 池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ) / 太平洋不知火楽団 / エジプト文明ズ / salsa / Zews / THIS IS PANIC / 元祖
PM18:00
ちょっと前まで大阪での時間を共にしていた撃鉄salsaディスパニがこうして下北沢にいる、というのは何とも不思議な感じだ。
この日は下北沢THREEにて撃鉄ベース田代母企画その名も「お母さんといっしょ」
ご存知田代兄ことターシーとは顔が似ているということでお母さんともだいぶ仲良くさせて頂いていて、相当な頻度でお会いしている。
この日は主催は田代母、転換中は田代兄が司会・DJでオケを流し、田代妹が熱唱するという、THREEならではの家族ぐるみのカナリバイヤーな企画だ。
PM21:00
この日はお母さんリクエストのダンシングヘルを最初と最後に二回、最後はエジプトワンピを脱いで下に仕込んでいたキラキラ上着に短パンの田代姿に変身、田代風アクションで弾いたのち最終的には本人と入れ替わるというフューチャリング田代仕様ライブ。
PM23:00
撃鉄はこの日も出演する予定だったが先日解散してしまったCreepypopの「cheap darling」をカバー。さらには「へや」でターシーがステージを降り、クリーピー大迫がベースとして参加するという粋なサプライズもあった。やっぱりサコちゃんはベースを弾いてる姿が一番似合うよ。
17時に始まったこのイベント、激(撃)押しで終わったのは0時。バタバタと帰るのは苦手なので結局終電を見送り、38度出たままTHREEで夜を明かす。ひたすら寝たらすぐ下がったので、本当にただの疲労だったようだ。子供か。
今年一番のおつかれでしたー。もう何も出ないよ!